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説明

ドイツ 20世紀後半につくられた黒い森の機械式カッコウ時計です。

 

黒い森とは、ドイツのシュヴァルツ・ヴァルト地方のことを指し、この地方は一帯を深い森で覆われています。森の多くは植林されたモミ、ドイツトウヒの木であり、密集して生えるこれらの木によって、黒く見えることが「黒い森」の由来となったそうです。

 

森の奥深くにありますので、冬が長く雪も積もります。シュヴァルツ・ヴァルトに住む農民は農業ができないこの厳しい冬を乗り切るために、この地域に自生する木(主にモミ、オーク、ブナ)を使って、木製の時計を製造しはじめたと言われています。

 

錘は2つあり、その錘が重力によって下がる力を利用し時計を動かしています。2つあるのは、一方は時計の針を動かすための動力に、もう一方はカッコウを動かすための動力にしているためです。

 

カッコウは6時なら6回、7時なら7回と鳴きます。また、真ん中の30分にも1回鳴きます。

就寝時等、カッコウの鳴き声を消したい時は、本体側面のレバーでミュートにすることができます。

 

また、機械式の鳩時計には1日1度手動で錘を巻く必要がある1日巻と、8日間に一度巻く必要がある8日巻がありますが、こちらは1日巻です。

 

 

装飾にはウサギと鳥、そして鹿の精巧で美しい彫刻が施されています。これらはシュヴァルツ・ヴァルトのハンターが狩っていた動物たちをモチーフにしたと考えられます。そのため、このようなモチーフが施された時計をハンタークロックと呼ぶこともあります。

 

機械式ならではの歯車が回る音、カッコウのふしぎと懐かしさを覚えるようなこもった鳴き声、そして、一日一度錘を巻きあげる日課。手がかかるからこそ、愛着もわきます。

夜、うたた寝をしていたらカッコウの鳴き声で目が覚めた。帰宅後、カッコウの鳴き声でホッとする。

そんなこともあるかもしれません。

 

日々の生活の中に、カッコウ時計を取り入れてみてはいかがでしょうか。

サイズ・状態

サイズ

高さ:約45cm

奥行き:約21cm

幅:約29cm

重量:2.5kg

 

状態

全体的に状態は非常にいいです。ほぼ未使用だと思われます。もちろん完全に動作します。

ただ、目立ちませんが、彫刻の鹿の角が接着剤でつけられた跡がありました。

気にされる方は写真をご確認ください。